帽子のサイズの測り方

手に取って試して欲しいという気持ちもあり、オンラインでの販売を躊躇していたのですが、遠方のお客様やご来店が難しいお客さまに向けて何年か前から少しずつ販売を始めました。

ですが、いつも気掛かりなのはサイズのことです。
フリーサイズではない商品が多い当店の帽子。
靴と違ってご自分のサイズを把握されていない方が多いアイテムです。

今回は、本当は試してみたいけど、それはちょっと難しいというお客さまに向けてサイズについてお話し致します。被り方やデザインでもサイズが変わってきますので、そこもご注意ください。

(1)基本的なサイズの測り方

水平に乗せた場合の基本的な被り方となります。

まず、耳の付け根より指2本分上くらいを水平に測ります。例としてこちらのマネキンは実寸59cm。

そこに髪の毛等のゆとり分として指1本分、または1cmプラスした60cmが基本的なサイズとなりますので目安にされてください。

(2)帽子を乗せる感じで被る場合

前髪を崩したくない方や、お顔を出される方、目深だと邪魔になる方などによく見られます。

58cmを指していますね、+1cm欲しいので実寸の59cmで良さそうです。
短髪の方はそのまま58cmでも。

(3)深めにしっかり被りたい場合

頭がしっかり入っていなくて落ち着かないという時に、「すわりが悪い」という表現をよくしますが、深めに被ると安心感がありますね。
その点も少し気にかけて選ばれることをお勧めします。

耳のすぐ上から斜めに測りますので少しサイズが大きめになります。画像は60cm。

ここまで説明させて頂いたのですが、今回は専用のハットメジャーを使っています。市販のメジャーでも勿論測れるのですが、この孫悟空の輪のような状態がわかりやすい気がしています。

ご家庭で何か手軽に用意できる物はないかなとずっと考えていたのですが、なかなか思いつかず、もし出来れば頭が巻ける長さの厚紙とクリップを用意して頂けると助かります。(ない場合はメジャーで測ってくださいね)

そして孫悟空のように被ってみてください。

クリップでサイズを動かしてみるとお好みのゆるさやキツさがわかるかと思います。

靴の場合は甲の高さや幅、デザインやメーカーでもサイズが変わってくるように、帽子もまた然り。頭の形や被り方、デザインでも変わってきます。例えば麦わら帽子は(1)の基本サイズだけど、キャップやキャスケットは(3)で被りたいなど。

ちなみに私は実寸55.5cmですが、少し大きめの57センチくらいが好みです。

どうでしょうか?
ますますわからなくなった!という方はほんと、申し訳ないです!

実際、8月などの真夏を想定した場合、ピッタリ目は暑くて蒸れてきます。
ヘアスタイルはどうですか?
結んでる方も多いはず。
お団子にされたり、編み込みにされたり。
また、帽子を取った時にペタンコになっているのは恥ずかしいというお声も。
被られる時のヘアスタイルもイメージしてみてくださいね。

以上の説明で少しでも伝わっていると嬉しいですが。
ご参考までに!

SASHIKIの麦わら帽子